時すでに遅し!
- minori-suzu
- 2015年5月15日
- 読了時間: 4分
真夏日が続きますね。
茹でダコにならぬよう、お気をつけてください。
茹でダコと言えば、私の相棒タコ八(※タコのぬいぐるみです)写真集コーナーを作るのをすっかり忘れておりました。
そのうち、目立たない所にヒッソリ作ろうと思います。
今日は、この間リスままで流した母の日の台本をここに保存しておこうと思います。
もうすぐ母の日が終わって一週間近くが経とうとしていますが。
煮るなり焼くなり茹でるなり、お好きに使って頂ければ幸いです。(が、いかんせん使う場面がないぞー・・・!)
************************************************************
『母の日』
店員「母の日にカーネーションはいかがですかー?」
子供「母の日?(ひとりごと)」
店員「ん?・・・君、カーネーションほしいの?」
子供「あ、あの・・・。」
店員「あ・・・、行っちゃった。」
子供「最近、僕には“ママ”ができた。新しいママ。僕のママ。朝起きると、ママがごはんを作ってる。窓がちょっとだけあいてて、きれいなお花がおいてあって、部屋がキラキラしてる。」
ママ「くりちゃん、おはよう。早いのね。」
子供「・・・うん。」
ママ「よく眠れた?」
子供「・・・うん。」
ママ「ほーら、見て。朝ごはんは、くりちゃんの好きな栗ごはんよ。」
子供「くりちゃんといっしょ。」
ママ「そう。くりちゃんと、おそろい~。さあ、手を洗ってきなさい。」
子供「うん。」
子供「ママはいつも優しい。いつも笑ってて、僕の好きなものとか、楽しいこととか見つけてくれる。パパもニコニコしてて、僕はとってもうれしくなる。」
店員「お。君、昨日の!」
子供「あ。」
店員「ゆっくり見ていきなよ~。」
子供「あ、あの!今日って、ママに・・・かーねーしょんをあげる?・・・日なの?」
店員「ん?そうだよ。母の日って言ってね。「ママ、いつもありがとう~」ってカーネーションをあげる日なんだ。」
子供「そうなんだ・・・。」
店員「なんで母の日にカーネーションをあげるか知ってる?」
子供「ううん。」
店員「昔ね、アンナさんって人がいたんだって。アンナさんはママととっても仲が良くてね。でも、ある時アンナさんのママは死んでしまった。アンナさんは、そりゃあもう悲しんでね。ママの好きだった白いカーネーションを、お墓にそなえた。」
子供「ママの好きなお花?」
店員「うん。で、それから「お。カーネーションあげるのいいじゃーん」ってことになって、母の日を作ってママにカーネーションをあげるようになったんだって。だからね、母の日はママありがとう、ママ大好きだよーって気持ちを伝える日なんだよ。いい日だよねー。うんうん。」
子供「なんで、そのお花は赤いの?」
店員「ママが今いる子は、赤いカーネーションを贈るんだよ。」
子供「ふーん。・・・・・・じゃあ、僕って白いカーネーションじゃなくって赤いカーネーションで良いんだね。」
店員「そう。君は赤いカーネーションだね。」
子供「・・・あの、一本、その・・・。」
店員「まいど~、100円でーす。」
ママ「くりちゃん、おかえりなさい。」
子供「・・・。」
ママ「くりちゃん?」
子供「・・・。(カーネーションをおずおずと出す)」
ママ「これ、カーネーション?くれるの?」
子供「・・・うん。」
ママ「くりちゃん。・・・綺麗なカーネーションね。」
子供「・・・(下を向いている)。」
ママ「くりちゃんが買ってくれたの?」
子供「・・・(うなずく)。」
ママ「そう。ありがとう。ママとっても嬉しいわ。・・・ママはね、くりちゃんのママになれて、くりちゃんと一緒にいられて、とってもとっても幸せよ。くりちゃん、ありがとう。」
子供「・・・うん。」
ママ「よーし!嬉しいから、今日はオムライス作っちゃおうかな。くりちゃんも手伝ってくれる?」
子供「・・・うん!」
ママ「パパをビックリさせちゃおう。」
子供「うん。」
ママ「じゃあ、くりちゃんは卵割り隊長ね。」
子供「たまご。」
ママ「そう。こうやって、・・・ね、割れたでしょう?」
子供「えいっ。・・・うわっ。」
ママ「くりちゃん!?まあ、卵まみれね。・・・ふふふふふふ。」
子供「・・・へへへへへ。」
店員「5月10日は母の日。母の日に、カーネーションはいかがですか?」
************************************************************
私は、母の日に、なーんにも贈っていません!
・・・では、これにて!
Comments